まだ私は小学生で、あなたは高校生だった。
ところどころしか記憶がないけれど、あなたは私の憧れでした。鳥取砂丘で買ったキーホルダーを、大事にしてってくれました。嬉しくて嬉しくて毎日ポッケにいれてました。
でもあなたが地元に帰る日がきました。
あなたはフェリーの上から、私を呼んでキーホルダー持ってる?って聞くから、ウンって答えると微笑んでくれました。子供ながらこれが最後かもしれないと思ってて、胸が苦しかった。一人で何度も泣いてました。時は流れても私の心のどこかにあなたの残像があって、高校球児をみると思い出して、高校野球が大好きです。


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