まことくん、あの時から21年目が廻ってきました。

あなたの彼女だったあの三か月は、今のところ私が生きてきた時間の中で「一番幸せだった」と思いながら今日の日を迎えています。

あの別れの日から、あなたを忘れようと努力をしました。
だけど何をどうしても、あなたを忘れることは出来ませんでした。

この21年もの時間をかけて、私はあの頃のあなたがくれた言葉の意味がわかりました。
1994年1月16日のこと・・・。
あなたは真っ直ぐに私の目を見て「漸く、優しい目をしてくれたね。」と言ってから「本当に人に優しくされたことある?本当に愛されたことある?」って。
当時は、どうしてあなたがそんなことを言ってきたのか考えもしませんでした。

そんな日からちょうど三か月が過ぎた日、あなたからの別れ話の電話。
私は、大好きなあなたの悲痛な声に応えなければと思い、精一杯あなたを突き放したつもりでした。
そうすれば、もうあなたを困らせることも無くなるってそう思っていました。

しかし、どんなに時間が経ってもほかの男性とお付き合いをしても結婚や離婚をしてもあなたのことが忘れられないままでいます。

そして、あの日あなたがくれた言葉が私の生き様すら揺るがすこととなりました。
あの頃、若かった私は少なくとも自分の親にはだけは無条件で愛されていると思っていました。
だけど、真実を知る毎に「私は親の操り人形だったんだな」と感じる瞬間が多々ありました。

今から10年くらい前にあなたとの別れの裏側で私の父が何をしたのか?遠縁の叔母から聞かされて愕然としました。
あの頃のあなたが時々、電話で取り乱していた事。
その真相すら探ろうともしないで、あなたからの別れ話の際に笑い飛ばした自分の姿を思い出して情けなく思いました。
「あなたに好きな人が出来たのなら、心の中ででも精一杯応援しよう」って。
それが、かえってあなたの心を傷つけてしまったかな?と思いながら今を過ごしています。

あの別れから一年以内に、あなたに何通かお手紙を送りました。
そのうち一通は、あなたが好きだと言っていたサッカーチームのシールでした。
何のお返事も無かったから、無事に着いたのかもわかりませんが・・・。
だから、きっとあなたがこの掲示板を見ても
私に何のアクションも起こすことも無いだろうと思っています。

あなたが今、どこで何をしているか?なんて私には見当すら付きません。
だけど、どこに居てもあなたの今と未来が幸せであることを祈っています。


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