小学校3年生時、初めて女の子からバレンタインデーのチョコを貰ったのがあなたでした。チョコと一緒に手紙も渡してくれました。「けんたが初恋だよ」と書かれた手紙をよんだときは大喜びしながらドキドキが止まらず、顔が熱くなったことを思い出します。でも、そんな僕は、あなたの純粋な気持ちを砕くように、手紙の返事もお返しのホワイトデーも渡さず最低な事をしてしまいました。それからあなたに対しての後悔の念から一言も話ができなくなってしまいました。本当にごめんなさい。
言い訳となってしまいますが、僕の家庭は貧しく引越を繰り返すような環境でした。そのせいか、子供のころは、勉強が不得意で先生に怒られてばかりで、気持ちを抑えてしまう暗い性格だったんです。ホワイトデーのお返しのためにお母さんやお父さんに頼んでお金を貰おうという考えはあっても「汗かいて頑張って働いて稼いできたんだからわがまま言えない」となるような変な性格でした。
純粋な気持ち傷つけてごめんなさい。あなたが、チョコと手紙を渡すずっと前から大好きでした。幼稚園のときからずっと好きでした。「このみは僕の初恋の人です。」
高学年になってから始めたバスケットボール部は、となりのコートで汗かいて練習しているあなたがいたから入部しました。あなたが見てるんじゃないかと思って伊良波先生にたくさんバスケットボールの技術を教えてもらい頑張ってレギュラーになりました。お金無くてユニホーム買えなくて後輩のお兄さんのお下がり借りて試合出てたの思いだします(:><)引越しが多いゆえに、転校してからもずっとこのみのこと忘れる事がありませんでした。
いつか読んでいただける事があれば幸いです。
ごめんなさい。そしてありがとうございました。