人生を振り返って

今では結構知られているLGBT昔はそこまで認知度も無かった。自分はTにあたるのかなぁ…

中学を卒業して地元から離れた土地に就職し女子寮で生活をした。見た目男性っぽいので興味を持ってくれる人はそこそこ居て何人かを好きになった。
その中で人生初めて一目惚れしたあの人は、自分には高嶺の花ってくらいの美人な6歳年上の先輩。
猛アタックして気にかけてくれてるなぁと自分では思っていたけど、その人が自分を好きになるなんて思えず違う後輩と…なんて展開もあり
先輩は近寄ってくと怒ったりと
んーこれは妬いてるのか?ホンマに怒ってるのか?
好きなのか?嫌いなのか?

確かに好物の好きじゃなく好き?て聞いたときには
その好きじゃなく好き言うてくれたけど、自分に押されて言ったんだろう 位の感覚だった。

中略

そんなこんなしてるうち、先輩は辞めて福岡に帰る事になって最後の見送りも出来ず…
本当は仕事の途中 門に続く道を歩いて行く後ろ姿を見送って号泣したんだけど、その事を先輩は知らない。


今思うと あちこち手を出す最低のクズ野郎だったと後悔してもしきれない…
辞めてからは何回か手紙のやりとりをしたが会社の
引き継ぎの事で
自分がキチンとやらなかったことが後ろめたく
遠縁になって30何年もの時間が経って
49歳と55歳という年齢になってしまった。

風のうわさで結婚して子供も出来たって話は昔に聞いたけど、今はその会社の人達とも連絡は取れてないしネットで色々みたところで何もヒットせず…
でも思い出は思い出のままで
がいいのかも知れない。

何故なら幸せに暮らしてるかもしれないけど、その反対て事も…
そんな知らせ聞いたら立ち直れそうもないくらい
まだ好きやから。
元気でいるなら逢ってみたいのも本音だけれど。

あのときの腕の傷は、その後の傷に紛れて何処かも分からない。多分先輩が知らないYUMIKOの文字も薄れて読めなくなってきた。
ホットロード世代なら知ってるあれですwww

あれから色々あって去年にはコロナで25年務めたパチ屋も閉業になり心房細動で救急車で2回運ばれ
バセドウ病て診断されて2月にはカテーテルアブレーション手術…
簡単な手術言うけど、やはり心臓やから怖い。合併症とかもあるし…
万が一の時は先輩に会いに行くよ。
先輩は見える人だから僕のこと見つけてくれるはず。
でも居場所が分からないのにたどり着けるだろうか(汗)

いい事無かったけど
これからもあるか分からないけど
先輩に出逢えた事が1番の幸せ
出逢えた事に感謝
元気でいるなら そのまま元気でいて下さい。
先輩の幸せを願います。





ハンドルネーム:けいしくん  更新日付:2022-01-21 04:19:41

戻 る


Back to Top