私には告白せず、会わなくなってしまった人がいます。
彼はトランポリン部に所属していました。彼とはクラスが違い、特進科にいました。
私にとって、印象深い恋でした。彼を好きになったのは高校2年生の夏の野球応援の球場の応援席でした。野球応援前までは、2人の男友達が好きで迷っていました。焼津の野球球場について、応援席で友達と一緒に見ていたら、一番前に彼がいました。メガネを掛けていて、彼の後ろ姿を見た私は一目惚れしてしまいました。その時は彼がトランポリン部に所属していたことを知りませんでした。野球応援後、図書室の先生に一目惚れした彼は誰だか訊きました。写真を見せてくれ、この人だと分かりました。姓名がI田ではなくI多という姓名でした。私にとって彼の姓名は生まれてはじめて見ました。毎日、彼のことを図書の先生に言っていました。野球応援後、廊下でまた、彼を偶然見掛けた時、ときめきました。それから、彼がチラっと私を見ました。また、私はときめきました。好きで仕方がない。どうにか、して気持ちを伝えたいと思い彼へメッセージを書きました。「あなたのことを知りたい。」と。そのメッセージを彼と親しいという友達に頼みました。休み時間、突然、彼と彼の友達と一緒に私の方に向かっているのを見た私は頭がパニックになってしまい逃げてしまいました。彼は「無理。」ということを私の友達に言いました。アプローチしたつもりが告白と勘違いされてしまいました。何日か経って、休憩時間、家庭科の先生にお菓子を渡しに行く途中、彼が1人で立っていました。私は彼のその姿を見て驚いてしまいました。焦っていた私はそのまま行きました。通った直後、彼は私の耳まで感じるほどのため息をしました。それから、またこういう機会があればいいなと思っていました。彼のクラスでは彼をからかっていました。それによって何回も振り回され困っていました。迷惑だと彼の母が先生に言われました。彼のクラスの担任の先生に注意されたことがありました。その時は申し明けない気持ちでいっぱいでした。あまり、機嫌が良くない時、彼は突然微笑まれた時、頭に来ました。迷惑掛けて1回目は音楽室のベランダで彼と彼の仲間が何人もいた時、あまり機嫌が良くなくて怒って音楽室で泣きました。
何も言っていなくても、彼のクラスメイトは知っていてわざと私に彼ことを言っていたこともありました。
図書室に来た時、私は嬉しくなりました。とくに、嬉しかったことは「本の面白さを知った。」という彼が図書の先生に言ったことを図書の先生から知ったことでした。
卒業式後の帰り、彼がいるはずのない職員玄関に彼の親しい人と話していました。なぜか、私は足を止めてしまいました。彼の部活仲間とその部員の彼女(私をいじめた女の親しい)が彼に話しかけました。その姿を見た私は怒ってバスに乗りました。あの時、もう少し待っていれば良かったと後悔しています。
高校卒業後(2012年卒)、私は東京の大学に進学するため、もうこんなことで悩みたくないと前を向いています。でも、彼のことが今も忘れられません。
投稿者:大杉